いざ動画を制作するとなっても、何から手をつければいいのか。またどんなことに気をつけなければいけないのか。ここでは、そんな最初の疑問に役立つよう、そもそもの動画を作るメリットや実際の活用事例を踏まえ、企画から撮影まで最低限押さえておきたいポイントをまとめて紹介したい。

「動画」をなぜ作るのか

動画を作ることでのマーケティング上のメリット

動画は、静止画やテキストに比べて圧倒的に多くの情報を届けられる。映像・セリフ・ 音楽など複数の要素を組み合わせ、商材に留まらず " ブランドの世界観 "まで伝えることができるのが強みだ。また、〇〇分と時間を占有して情報を伝えられるので、印象に残りやすく、深いところで心を動かすことができる。

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動画活用の事例

社歌を制作した企業の事例

日本ブレイク工業社歌動画

https://www.youtube.com/watch?v=5iMFTVrX6Y8

実際に社歌を制作した企業の事例としては、日本ブレイク工業の社歌動画が有名だ。2003年に「日本キャンペーンソング大賞」で大賞を受賞している。レンジャー番組のパロディをベースにしつつも、創業者含め社員一同で何度も打ち合わせ、企業のビジョンや働く時大切にしていることなどをしっかり歌詞に込めたという。その後、キッコーマングループ様や様々な鉄道会社様、ALSOKグループ様など多くの企業も社歌を作成し、ブームを巻き起こした。企業の一体感が生まれ、社員のモチベーション向上につながる事はもちろん、個性的な内容であれば企業の知名度向上にも繋がる事も期待できる。

マーケティングに動画を活用した事例

ライブ授業が毎日無料で学べる中高生向け学習サービス「アオイゼミ」。サービスを体験しないと伝わらない部分をなんとか伝えたいという課題感から、ライブ授業の疑似体験を味わえるような動画を制作。講演やプレゼン、保護者向けイベントで自社を紹介するコンテンツとして活用し、多くの反響を得たほか、受講生や自社内での共感・満足度の向上、ソーシャルでのリーチが従来の投稿と比べ10倍になるなどマーケティングやブランディングに大いに役立てられている。
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「動画」制作のおさえておきたいポイント

実際に動画を制作するフロー

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動画の制作はまず企画から始まる。ここでしっかりとした企画を立てられるかが成功の鍵となる。企画時は以下の3つのポイントを意識しよう。

①目的を決める
自分たちは動画で何を伝えたいのかをまず明確にする。社歌動画の場合、「企業イメージをどうしたいのか」といった部分が大事なポイントとなる。

②ターゲットを決める
「30代女性」よりも「丸の内につとめている32歳の独身OL。大手商社の事務。」の方が◎。
ターゲット設定は、狭めれば狭めるほど、効果的な映像制作が可能となる。

③コンセプトを決める
「目的」と「ターゲット」を組み合わせて、どこを訴求ポイントにするか。コンセプトは、企業の個性が強く出ているものが望ましい。

企画が固まったら、それを元に、シナリオ作成→ロケ地・出演者決め→絵コンテの作成→撮影準備(機材やスタッフの調達)→撮影→編集と進めていく。

社歌動画を制作する場合のポイントは、ロケ地や出演者は企業とより関連性が高い地域やメッセージに合う人(社員)を選び、社員が一丸となって取り組むことである。そこで生まれる企業の一体感は、動画にも顕著に表れ、より視聴者に刺さる動画制作につながるだろう。

他と差をつけるために出来る工夫

プロのテクニックには及ばなくても、 素人っぽさを抑えるちょっとした工夫を撮影に取り入れてみよう。

・カメラを動かしすぎない
手持ちで動き回ったり、 ズームイン/アウトやカメ ラの向きを頻繁に変えるような撮り方は、見ていて疲れるので極力避ける。

・いろいろなカットを撮る
モノを撮る時は、全体がわかるカットと各部分のアップの両方を見せることでディテールを伝える。

・撮影時は前後に余裕を持たせる
編集でタイミングよく繋ぐためには、素材となる映像の前後に、ある程度の余裕が必要となる。必要分よりも前後3~5秒ほど長めに撮るようにする。

・メッセージは一つに
動画は無駄なくシンプルにまとめるのが伝わりやすさのポイント。伝えたいメッセージは、1本の動画につき1つに絞り込もう。この時、自分たちの「言いたいこと」が入っているかどうかだけではなく、「視聴者が見た時にどう感じるか」を大切にする。

・静止画も活用する
動画制作では、静止画も素材として十分使える。静止画を取り入れると、ビジュアルのメリハリやわかりやすい説明に役立つ。動画撮影時に同じ場所で静止画も撮影しておくことで、素材が不足した際の補填などにも活用できる。

 

✳︎プロに依頼する場合
自社のリソースだけで動画を作るのが難しい場合は、思い切ってプロに依頼するのも一つの選択肢。プロに依頼する場合は、
最初の打ち合わせの際に、動画で自分たちが伝えたいこと、完成のイメージをとことん話し合うことが大切である。自社の価値観やゴールをクリエイターとしっかり共有することで、スムーズかつハイクオリティな作品に仕上げることができる。

現在様々なクリエイターと企業をつなげる動画制作支援会社が増えている。コストを最小限に抑えつつ優秀なクリエイターとチームで制作できる場を提供してくれるので、活用を検討してみるのも良いだろう。

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