情報通信サービスやOA機器、保険商品などの販売代理を主業務とする総合商社の光通信。若い社員が活躍できる実力主義の企業風土にマッチした人材を求め、海外での採用活動に力を入れているが、知名度不足などの課題を抱えている。そこで今回は、YouTube TrueView広告を活用して米国向けに動画広告を配信。海外出身社員のインタビューをベースに光通信の事業内容や企業文化を説明する動画を英語で用意し、結果として目標の約1.4倍のインターンシップ参加者を獲得した。

プロフィール

  • 大嶋 敏也氏1979年生まれ。2005年に早稲田大学卒業後、光通信に入社。2008年に、社内コンサルティングを目的とした新規部署「業務戦略部」を立ち上げた。
    現在では、採用から経営管理まで、幅広い範囲を管理している。
  • 神田 麻里氏1992年生まれ。2015年に上智大学を卒業後、光通信に入社。入社1年目から、新卒採用に従事。優秀な人材を採用するために奔走している。

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—-動画施策を通じて、採用人数の目標は達成されたのでしょうか?

大嶋さま
本動画をYouTube Trueview広告を使って米国に配信した結果、「Hikari Tsushin」の検索が急増し、応募数は目標の143%を達成。更に、応募者のうち51%は世界最上位クラスの大学出身者となり、大きな効果を発揮しました。

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—-今回の動画に対して、社内の評判はいかがですか?

大嶋さま
経営陣が、非常に喜んでくれましたね。今回の動画制作は、上から指示があったわけではないので、一応報告しにいったという感じだったのですが「非常に面白い。後で他の経営陣にも確認してもらうのですぐ見れるように設定しておいてほしい」とお願いされました。動画広告を一視聴者として面白いと見てくれたということなのだと思います。

神田さま
周りの社員も、見てくれている人が多くて「いい動画だったね」というコメントをもらいました。また、内定者からも「あの動画を見て、いい会社だと思いました」といったコメントを数多くもらいました。
また、YouTubeでのView数もかなり出せたので、「作る意味があったね」といった皆が認めてくれるような感想を多くもらったのが嬉しかったですね。

Viibarを選んだ決め手は、クオリティの高さと制作のスピード感

—-Viibarを知っていただいたきっかけは何だったのでしょうか?

大嶋さま
Googleさん経由でご紹介いただく前から、社内の動画制作チームからViibarさんの噂は聞いていました。ただ、他社さんや内製を含めてフラットに捉えてはいました。

—-Viibarに決めた理由は何だったのでしょうか?

大嶋さま
弊社には、常に若い人がチャレンジすることを推し進める企業文化が根付いており、いろいろなアイデアや方策があるのであれば、挑戦したほうがいいと考える土壌があります。

縁だったといえば、それまでなのですが、Viibarさんは動画制作について新しい仕組みを実践されているということもあり、それ自体が私たちにとって魅力でした。最終的に、内製とViibarさんとの案を比較して、Viibarさんから出てきたアイデアや試作の質がよかったので、これでいこうということになりました。

神田さま
Viibarさんは制作における作業全般のスピードが早かったのも選んだ理由の一つですね。制作スケジュールを出した時に、あと1週間〜2週間で動画を作らなければいけないというタイトなスケジュールになってしまったのですが、その時間でも最善を尽くしてハイクオリティな動画制作をしていただいて、なおかつ価格とのバランスも取れているのがViibarさんだったんです。

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しかも、今回はABテストのために2種類の動画を作ってもらっていました。それぞれ全く違うタイプのものだったのですが、時間内に撮影や編集を終わらせるように、すごく迅速にやってもらったと思います。

—-制作中に印象に残ったエピソードなどはありますか?

大嶋さま
まず気に入った点でいうと、企画コンペという仕組みですね。私は、けっこう無茶ぶりしたつもりなのですが(笑)、あれだけ短い期間の中でハイクオリティな試作やアイデアを出してくれた。Viibarさんが抱えているクリエイター陣の層が厚いということだと思います。

今回の施策は広告なので、YouTubeなどで流す場合、最初の5秒が勝負です。そうした動画広告の特性にフォーカスをした動画の見せ方が、どの案もしっかりと練られていました。

例えば日本を意識した時に、漫画を利用したクリエイティブはどうかという新しいアイデアもありました。斬新な表現になるので、アイデアだけでは何とも評価しにくいわけですが、アウトプットイメージもきちんと付けて下さっていたので、判断にもあまり時間がかかりませんでしたね。つまり決断する時に、材料がしっかり出てくる、しっかり決められる状態が整っているという部分が、非常に良かったんです。

神田さま
スピード、機材等の全てからクリエイターのプロ意識を感じましたね。それに加えて、私はクリエイターさんの人間性にも魅力を感じました。撮影現場の雰囲気が良かったので、社内の人間も緊張せずに撮影に臨めました。また、弊社社員も含め皆が、撮影を一緒に楽しんでくれていたのも印象的です。この施策に対しても私たちの思いを汲みとってくださったので、撮影している段階からこの人たちだったらいいものを作って下さるだろうなと思っていました。

大嶋さま
撮影される側の良い表情を引き出してもらった点はすごく良かったですね。また、ABテストの2つの映像が出来あがってきたときも、多少の修正や追加の指示はありましたが、こちらの意図するものと、ニュアンスがそんなにずれてない状態で上がってきました。クオリティの高さを感じましたね。

—-ここは、もう少し改善してほしいなということがあったら教えてください。

大嶋さま
打ち合わせの段階で、類似した制作実績をもっと多くのパターンで出していただけるとありがたいと感じました。

神田さま
Viibarさんの動画制作のシステムは、とても機能が揃っていて便利だなと感じたのですが、今回は時間がなさすぎて、十分に活用できませんでした。私のような初心者には少し複雑に感じる面もあったので、より簡易なインターフェイスもあると、助かりますね。

動画も含めた若者が馴染んだ新デバイスやメディアへの対応が採用活動の肝になる

—-今後の御社の動画活用の方向性ついてお聞かせください。

大嶋さま
会社全体でいうと、動画を活用することで、ビジネスを広げていくという部分は、今後拡大していくと思っています。

また自分の担当している役割の延長で言いますと、次年度の採用サイトを作るにあたり、最初から動画を埋め込めたら良いなと思っています。今回制作したインターン獲得用の動画は、英語でインタビューに回答している部分があるので、使える場が限定されています。ですので、改めて最初から様々な場面で使えるような動画を用意し、キャンパスリクルーティングのオープニングで流せば、学生の注目も集められるかなと思います。

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もう一つ、私個人が一つやりたいと思っているのは企業ブランディングです。実力主義に関してもそうなのですが、光通信の企業イメージというのは、若い人に伝わっていない部分も多いと思います。弊社はこのたび30周年を迎えるので、そうした点も踏まえて上手くブランディングを仕掛けていきたいと思っています。もし30周年記念の動画を作るようなことがあれば、その際はぜひViibarさんにまたお願いしたいですね。

—-最後に、動画広告の可能性についてお考えのことを教えてください。

大嶋さま
若い人達の利用するデバイスやメディアが変わってきているという事実を、企業側がしっかり追いかけていく事が重要だと思います。
日本には手書きの履歴書に代表されるような、採用活動における旧態依然とした文化が根付いていて、それに従っている企業はまだ多くあります。今後、確実に若者の人口が減少し、なおかつ海外の企業と人材を取り合うような状況が予測される中で、
企業が新しいメディアやデバイスを使った若者たちのコミュニケーションに寄り添うことが出来なければ、我々自身が生き残れない。そんな危機感を持っています。

社内の誰かが、チャレンジしなければいけません。一度システムを構築してしまえば次からは楽になりますので、今採用を担当している人間が、動画を含めた新しいコミュニケーションツールを試して、使いこなしていくことが重要だと思います。

Viibarさんは、様々なチャレンジをされている企業なので、今後も一緒に動画制作をしていければなと思っています。

—-本日は貴重なお話、ありがとうございました。

※本事例は、2016年8月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※本事例は掲載時点のものです。

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