創業者の想いを伝える個性的なアニメーション、バラエティ豊かなバックグラウンドをもった人材を数多く登場させるといった手法を用い、効果的で印象的なリクルーティング動画を利用する株式会社デジタルガレージ。グループ全体のブランディングを一手に引き受けるクリエイティブディレクターがViibarを活用し、ハイクオリティなクリエイティブを追求。企業哲学やCREDOという社是を的確にターゲットに伝えることに成功し、優秀な人材を獲得している。

プロフィール

  • dgグループCEO室 マネージャー・クリエイティブディレクター日高幸憲氏1976年生まれ。エディトリアルのアートディレクター経験後、広告代理店を経てデジタルガレージへ。グループ企業のブランディングから新規事業、メディア事業の推進におけるクリエイティブ全般のディレクションを担当している。

内製と外注を使い分けて動画制作を行う

—-日高さんはクリエイティブディレクターでいらっしゃるとのことですが、具体的なお仕事内容をお聞かせください。

私の仕事はコーポレートのブランディングに関するクリエイティブの統括です。また、弊社の代表取締役である林郁が会長や、社長を兼任しているグループ企業のブランディングも含めて総合的にディレクションしています。

私が所属する部署でアウトプットする製作物は、ウェブ、動画、ポスター関係、ロゴ、CI、VIといったブランディングに関わる全てになります。実は、この社屋の内装、アートの配置やインテリアのマテリアルにおいても、社長の想いや哲学というものを形にしていく役割という意味で、いろいろな提案をさせてもらってます。

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—-今までも動画は制作されていたのでしょうか?

年々動画の需要は高まっていますので、自分たちでも撮影したり動画を制作していますね。こうしたインハウスでの動画制作は、コストとの兼ね合いもあるので、本当に即時性の高いものが中心です。例えば、社内の全体会議で社員インタビューを出す必要のある案件の場合は、自分たちで手早く撮影して、それを1週間後の全体会議で放映するというような対応です。

その一方で、ブランディングに関わる外向きに発信する大きな案件については、外注でプロダクションと組むことで、クオリティを高めていくようにしています。ある一定レベル以上のクオリティを求めるのであれば、やはりViibarさんのようなプロ集団のお力を借りるのが効果的ではないかと考えています。そのような形で内製と外注を使い分けていますね。

採用動画で企業理念を伝える重要性

—-今回は、リクルーティング動画ですが、今までも採用向けの動画は制作されていたのですか?

そうですね。以前から制作はしていました。今回の採用動画は、私自身が関わるようになって、もう少しいろいろなアイデアを盛り込んでクオリティを上げていきたいという思いもあって制作がスタートしています。最近は、動画制作を含めて、そのジャンルに特化したクリエイターの方々とやりとりとさせてもらいながら、いろんなアイデアを吸収してより良いものを作っていこうと考えています。

—-吸収していきたいアイデアとは具体的にどういうものですか?

やはり、トレンドに関してですかね。私たちだけでは全てのトレンドを追うのにも限りがありますが、動画を専門的に制作されている方たちは、そのトレンドを常に追求されていると思いますので。例えば、今回はリクルーティング動画だったわけですが、リクルーティングとして効果がある動画というものはどういうものが良いのかアイデアをいただいて、こちら側の意見も加味しながら実際に形にするというのが、最良の方法かなと思っています。

—-今回の動画では、何を一番重要視していましたか?

今回の動画は、今まで制作した採用動画と比較した中でも、一番多くの社員が登場しています。弊社も規模が大きくなり、従業員の数が増えてきたので、バラエティ豊かなバックグラウンドをもった人材が、社内で活躍していることを露出できる企画を考えました。それを実現するには、様々な部署から多くの社員にインタビューを受けてもらうスタイルが有効と考えたのです。

また、もう一つ重要視したのは弊社のフィロソフィーや、CREDOという社是についてです。弊社の企業理念にファーストペンギンやコンテクストカンパニーというものがあります。ファーストペンギンはペンギンがモチーフとなっている理念なので、何かしらネイチャーでエコな要素もイメージ的に付加できると良いなと思い、そこを意識しました。

コンテクストカンパニーとは、異なるものを繋ぎあわせながら、新しいものを生み出していく企業であるというコンセプトなのですが、いろいろな人が繋がっていくイメージ、ダイバシティ的に様々な種の生物が登場するイメージを、動画の冒頭部分に取り入れました。

ブランディングにおける動画の役割

—-コーポレートのクリエイティブブランディングを担当する上で、大切にしていることはどんなことですか。

動画に映っている社内の様子を見ていただくとわかると思うのですが、弊社にはいたるところにグラフィックやアートがあり、クリエイティブに対して特にこだわりを持っていることが伝わるのではないかと思います。社としては、まず大前提にこのような考えがあるので、私たちが制作するすべての物に関してクオリティを追求しなければいけません。

本当に良いものを作らないとまず社内のプレゼンに耐えられないため、クオリティは厳しめに設定しています。毎回大変ではありますが、実際良いものが出来上がった時は嬉しいですし、逆に生みの苦しみを味わうほど作品に愛着が湧くのも事実ですので、苦しければ苦しいほどいいものができると自分に言い聞かせながらやっていますね。毎回、前回のクオリティを超えていかなければいけないとなると、さらに辛い作業にはなりますが常に最新作が最高傑作であるという意識で、毎度アップデートしていけるようなクリエイターでありたいと思っています。

—-クリエイティブの使い分けは、どのように考えられていますか?

制作物ごとに、イメージを変えていくというやりかたもありますが、それだとイメージがぶれてしまいますので、ある程度イメージは一つにして、それをものによって硬軟に変化させ、使い分けています。どれか一つにブランディングイメージを絞るとしたら、弊社の場合、やはりファーストペンギンの理念になると思います。「失敗を恐れず、何事に対しても先人であれ」というのが、この哲学で一番伝えたいメッセージです。

また、弊社を志望する方には、このキーワードを胸に入ってきてほしいので、これを軸にしてメッセージを伝えています。学卒者に対してであればもっと柔らかい表現のできるツールを使ったり、企業様向けだったら、もう少しビジネスライクな硬さをもったアプローチの仕方を検討したりしています。

よりハイクオリティな動画を求めて

—-Viibarを知っていただいたきっかけは?

そもそもViibarさんとのお付き合いの始まりが、弊社のスタートアッププロジェクトとして参加されていたOpen Network Labでのつながりだったので、本当に立ち上げの時から知っています。弊社でもお世話になっている映像監督が、Viibarさんと仕事をしていたことも知っていたので縁を感じており、ここ数年で事業規模が大きくなっているなと思って注目していました。なかなか関わる機会がなかったのですが、昨年弊社が開催したNEW CONTEXT CONFERENCEというイベントのオープニング動画を制作するとき、初めてViibarさんを利用させてもらいました。

その時に、こちらが求めているクオリティを出してくれたということもあって、私自身もViibarさんと関わってみたいなと思ったのです。それで、リクルーティング動画制作の依頼をすることにしました。

—-制作はいかがでしたか。

その時は企画コンペで3名からアイデアをもらって選ばせていただくといった形式でしたね。その点においてもViibarさんを利用する最初としては、とても良かったと思っています。初めてだと不安な要素もあるので、ある程度クリエイターさんとの相性などもわかる企画コンペの形式を採用して正解でした。

Viibarさんを利用する前から、動画制作会社に外注はしていたのですが、知人の紹介などのコネクションがあってのことでした。そうした繋がりだけですと、どうしてもトンマナが偏ってきてしまい、表現の幅が狭くなってしまう不安がありました。ですので、フラットな形でいろいろ選べるというViibarさんのシステムは、非常に良かったです。バラエティに富んだ人材の中から、最適なクリエイターをセレクトしてくれるというのは、クリエイティブディレクターとしては、非常にありがたかったですね。

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—-企画コンペで「これは新しい」というようなアイデアはありましたか?

そうですね。コンペの際は、ドローンを使って撮影をしたいだとか、360度動画を撮りたいといった、ざっくりとしたイメージのオーダーもあったのですが、Viibarさんはそういったオーダーにも対応してくれるクリエイターを紹介してくれたので、提案の幅が広いと感じました。

今まで私たちが付き合ってきたいくつかの映像系プロダクションも「CGが強い」だとか「ドキュメント的な映像が上手い」といった、ぞれぞれの得意分野があると思います。Viibarさんはそうしたクリエイター陣の得意分野を、上手い具合にマッチングさせ最適なものにしてくれると感じたので、その辺りが非常に良いなと思いましたね。

後編に続く

※本事例は、2016年9月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※本事例は掲載時点のものです。

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